オーストラリアの研究で、妊婦の不健康な食事は、
生まれてくる子供の精神(気分)に悪影響を与える事が分かりました。
心配すべきはそれだけではありません。
小さい乳幼児の不健康な食事は不安症やうつ病にも
関連していることが分かりました。
同研究リーダーでジーロンのディーキン大学の
准教授のフェリス ジャッカ氏は、政府は加工食品や不健康な飲料水の
摂取にかかわる政策を作るべきだと主張します。
おなかの中にいる胎児が得る栄養や、幼少期からの食事も、
子供の後々の心臓病や糖尿病などと関連性があることはわかっていましたが、
今は精神の健康にも関係していることがデータで分かりました、
と同教授は言います。
ノルウェーのマザーアンドチャイルドコホート研究に参加した
23,000人の母親と子どもの情報を元にデータを取りました。
研究者は、妊婦の食事と、乳幼児の食事を18ヶ月の時点と3年の時点で調査しました。
子どもの精神の健康状態は母親からうつ状態や不安、行動問題などがあるかを
報告してもらうようにしました。
研究の結果、精製されたシリアルや甘いドリンク、塩っ辛いスナック菓子など、
妊娠中に不健康な食事をしていると、生まれてくる子供は
かんしゃくを起こしたり攻撃的になる、
などの素行問題をかかえることが分かったのです。
さらには幼少期にフルーツや野菜などの栄養のある食事をしないと、
後々の精神の病気を患うこともわかりました、
ということです。
特に妊娠中は努めて栄養のあるものを食べたいですね。
※これは研究結果の一つであり、食べ物だけが子どもの精神に影響を与えるわけではないということをご承知いただければと思います。
※ 当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパーの協力により執筆されました。
参考:Mum’s diet can change your mood
byマイナビウーマン