ヘルパンギーナという病気、ご存知ですか?
夏頃(6月〜8月)に乳幼児を中心に流行する、ウイルス性の感性症です。
現在、ヘルパンギーナ(夏風邪)が全国的に流行しているようです。
厚生労働省のTwitterより
【#夏風邪 #ヘルパンギーナ にご注意!①】
夏風邪の一つ、ヘルパンギーナが全国的に流行中。主に乳幼児がかかる病気ですが、大人もかかります。熱と口腔粘膜に1~数mmの小さな水疱があらわれるのが特徴の急性のウイルス性咽頭炎です。(続く)#予防 #夏休み #健康 #ウイルス #小児— 厚生労働省 (@MHLWitter) 2016年8月17日
(続き)【#夏風邪 #ヘルパンギーナ にご注意!②】 感染した場合、小児は発熱時に一時的に、ひきつけを起こして意識を失う「熱性けいれん」を伴うことも。乳児では口の中の痛みで飲食ができず脱水になったり、髄膜炎など重症化の恐れも→https://t.co/c2vZJJK4Pk(続く) — 厚生労働省 (@MHLWitter) 2016年8月17日
(続き)【#夏風邪#ヘルパンギーナ にご注意!③】
ウイルス性のため抗菌薬は効かず、ワクチンもありません。そのため、予防が重要です。感染者との濃厚な接触を避け、手洗い・うがいを徹底しましょう。感染症メルマガでも情報発信中→https://t.co/QpsDS8HbjP#予防— 厚生労働省 (@MHLWitter) 2016年8月17日
ヘルパンギーナとは
ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎であり、乳幼児を中心に夏季に流行する。いわゆる夏かぜの代表的疾患である。その大多数はエンテロウイルス属に属するウイルスに起因し、主にコクサッキーウイルスA群である場合が多いが、コクサッキーウイルスB群やエコーウイルスで発症する場合もある。
(国立感染症研究所HPより)
症状
潜伏期間が2~4 日あり、突然の発熱に続いて咽頭痛が出現し、咽頭粘膜が赤くなり、口の中に直径1~2mm 、場合により大きいものでは5mmほどの紅暈(こううん、皮膚が部分的に充血して赤く見えること)で囲まれた小水疱が出現します。小水疱はやがて破れ、浅い潰瘍を形成し、痛みを伴うことが多いようです。
発熱は2 ~4 日間程度で解熱し、それにやや遅れて粘膜疹も消失します。発熱時に熱性けいれんを伴うことや、口腔内の痛みのため不機嫌、拒食、哺乳障害、それによる脱水症などを呈することがあるが、ほとんどは予後良好。
治療・予防
ヘルパンギーナを予防するワクチン等は現時点では無く、また治療方法も無いようです。
発熱・脱水・けいれん等の対処療法のみで、無菌性髄膜炎や心筋炎の合併例では入院治療が必要となります。
感染しないよう、うがい・手洗いを励行し予防に努めるのが一番良いようです。
(参照:国立感染症研究所HP)
治療法が無いとのことなので、予防を心がけるのが一番のようです。
うがい・手洗いはもちろん、バランスの良い食事・質の良い睡眠・適度な運動などで自己免疫力をUPするのが良いようですね。