今日は我が子の小学校就学前検診がありました。
来年度入学予定の子どもたち&保護者が学区の小学校へ集まり、子どもは目・耳・歯の検診、保護者は様々な説明を聞く、というものです。
教育委員会の方が子育てについての講演をしてくださったのですが、その中で、私の心に響いた内容がありましたので皆様にシェアさせていただきますね。
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しつけ(躾)とは、どのようなもの・どのようにする事を指すのだと思いますか?
読んで字のごとく、しつけ(躾)とは「身」を「美しく」するためのものです。
本来の躾は、子ども自身の為、子どもがより良く育つ為に親や周囲の大人たちが子どもに対して行うものです。
しかし、子どもの為と言いながら「親の為」に子どもに指図・命令を行っている人が多く見られるのが現状です。
お裁縫をした事がある方なら、本縫いの前に「しつけ」をするという事をご存知かと思います。
正式に縫う本縫いの前に、布がズレないよう細い切れやすい糸で大まかに縫っておくのです。
そうです。仮縫いです。
そして本縫いが終わったあと、しつけを取り除きます。
この時、もし「しつけ」を細かくきっちりガチガチに縫ってしまっていると、外すのがとても大変です。
あくまで、ざっくり。必要最低限にしておく事がポイントです。
子育てにおける「しつけ」も同様かと思います。
1から10まで事細かく、親からいちいち口出しされていたら子どもは窮屈です。たまったもんじゃありません。
裁縫と同様。
ざっくりと。必要最低限の事ができるようにする。
長年教師を務めましたが、伸びる子というのは、まさに「ざっくりと躾をされた子」が多かったように思います。
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いかがでしょうか?
「しつけ」と称して、大人の都合による指示・命令になっていないか・・・?
心にズキュンと響くとともに、大いに反省しました。
ざっくりと。
必要最低限に。
という事を忘れないようにしよう!と心に誓いました。